オリバ アルベルト

日本ジャバラ株式会社

真意を伝える“言語の通訳”
ではなく“文化の通訳”

PROFILE

総務部 海外渉外担当
2022年5月

REASON

入社の理由

まさに天職。やりたいことが詰まった会社

昔からアニメや漫画が好きで日本に興味があり、イタリアでは数少ない日本語が学べる大学へ進学しました。何度か日本へ短期留学しながらも、まずはイタリアで就職しました。社会人経験を積むことで、日本で就職する際にきっと役立つと思ったからです。3年ほどが経った頃、日本へ移住して日本語学校に通いました。就職活動のためにまず参加したのは、外国人向けの説明会イベント。でも、私の希望にマッチする営業の仕事は見つからなくて…。改めて先生に相談してみたところ、「イタリア人を探している会社がある」と紹介してもらったのが日本ジャバラです。日本の企業において、海外渉外となると東南アジアが多く、ヨーロッパは少ないんです。そんな中でも、イタリアとの取引が多い日本ジャバラ。母国語を話しながら営業の経験が活かせる、まさに求めていたポジションだと感じ入社を決めました。

WORK

現在のお仕事内容

両方の文化が分かるからこそできる仕事

日本ジャバラはメーカーでもあり、商社としての一面もあります。仕入れ先であるヨーロッパの製品を取り寄せるため、英語やイタリア語で注文内容を入力。海外から届く荷物のチェックや運送スケジュールの調整も行っています。営業と事務、両方の要素を兼ね備えた業務ですね。将来的には営業として活躍することが目標ですが、まずは事務的な流れを把握。お客様にしっかり説明できるようになるための準備期間です。イタリアと日本では文化も習慣も違い、入荷した製品に不具合があった時なんてもう大変で。日本では当然のように行う迅速な交換や修理も、イタリアでは「NO」。でもそこは粘り強く、かつ丁寧に説得するようにしています。言葉を単純に通訳しても真意は伝わらないので、日本では必要なことだとわかってもらえるよう、“言語の通訳”ではなく“文化の通訳”だと思って取り組んでいます。

EPISODE

やりがいを感じる瞬間

新たな可能性を切り開く、第一歩

先月、海外渉外の第一歩として四国へ出張に行く機会がありました。新商品のご提案と、現在使われている製品を確認するためです。ご提案したイタリア製の商品は、普段取り扱うことの多いナイロン製ではなく、耐久性に優れたステンレス製。日本ジャバラとしても実績がなく新しい挑戦でした。最初は商品のことをなかなか理解できず、イタリアのエンジニアと当社の営業と、3人でウェブミーティングを重ねる日々。私が通訳をしながらチーム一丸となって準備し、当日を迎えました。まだ最終調整の段階なので結果がどうなるかはわかりませんが、本当に貴重な経験ができたと思います。この仕事は専門用語も多く、戸惑う時もあります。打ち合わせの際に瞬時に理解できなかったことは、帰社して調べたり先輩に確認したり。できるだけ早く解決できるように心掛けています。

自社の
押しポイント

Company's point

教育体制が整っていること

ジャバラはすべて完全なオーダーメイドなので、入社したときはまったく何も知らないのが普通です。そのため、個人別の年間計画に基づき、OJT訓練や勉強会をおこなっています。 また、集合研修など他部署・他職種の同僚との研修も最低年1回は企画し、交流の場となっています。

育休取得後の復帰率100%

製造業のため、男女比率では女性社員が少ないですが、産休・育休を取得した後、職場に復帰し、活躍しています。社員同士のサポート、多能工が進んでいる成果ではないかと思っています。

会社概要

Company overview

各種機械用・産業用ジャバラの開発、
製造、販売、メンテナンス

ナイロンチェーンの輸入販売

  • 日本ジャバラ株式会社

  • 1960年2月

  • 代表取締役 田中 信吾

  • 兵庫県神戸市兵庫区
    水木通9丁目1番16号

  • 078-576-7665

  • 日本ジャバラ株式会社

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